2018年から2021年の間に4回の引っ越しをしました。ざきずです。
今回は、エアコンの賃貸アパートへの設置方法についてお話していきます。
近年はエアコンの普及も進み、35℃を超える真夏日や氷点下の真冬でも室内で快適に過ごせるようになりました。
しかしながら、2020年には6万5千人の人が熱中症により緊急搬送されており、意外なことに緊急搬送された方の半数近くは室内で熱中症になってしまっています。
もはや現代において、エアコンのついていない部屋は考えられませんね。
それにもかかわらず、LDKにはエアコンがついているけど寝室にはついていない物件や、エアコンはあるけれど古いタイプで十分に部屋を冷やせずに電気代ばかりかかってしまう物件は多くあります。
そこでこの記事では、賃貸アパートでエアコンを設置・交換・修理する方法と設置費用の値段交渉の仕方について下記のステップで解説していきます!
目次

1.大家さんや管理会社に許可を取る
2.設置可能な場所を確認する
3.設置費用を誰が負担するのか確認する
4.退去時の修繕費用について確認する
エアコンを設置するときに気を付けることは上記4点になります。
それでは、1つずつ確認していきましょう!
1.大家さんや管理会社に許可を取る
賃貸物件は、その名の通り大家さんや管理会社から借りているものになります。
あなたが誰かに貸したものを勝手に改造されたら、嫌ですよね。
当たり前のことですが、現在賃貸物件に住んでいる人やこれから入居予定の方が、設置・交換・修理をするときには大家さんや管理会社に許可を取る必要があります。
許可を取らずに無断で設置工事を行ってしまった場合には、違約金を払わなければならなくなる可能性も出てきます。
なぜなら、エアコンの設置工事には、エアコン本体を固定するために壁に穴を開けたり、エアコン用のコンセントを増設したりと、物件を傷つける行為が含まれるからです。
余計なトラブルを起こさないために、面倒ではありますが、必ず許可を取りましょう。
そうすることで、大家さんや管理会社と良好な関係を築いて快適な生活を送ることができます。
また、大家さんや管理会社が普段利用している設置業者を紹介してくれれば、安くエアコンの取り付けを行うこともあります。
ちゃんと相談したほうがお得ですね!
2.設置可能な場所を確認する

先ほどお話したように、エアコンの設置工事には、エアコン本体を固定したりホースを通すために壁に穴を開ける必要があります。
また、エアコンの設置場所には室外機がないといけません。
そのため、エアコンを設置できる場所は意外と限られています。
どこにだったら取り付けられるのか、しっかりと大家さんや管理会社に確認をとりましょう。
3.設置費用を誰が負担するのか確認する
大家さんや管理会社からエアコンの取り付け許可をもらって、設置場所が決まったら、次に誰が設置費用を負担するのか確認しましょう。
エアコンの購入を検討しているときに、「エアコンの設置費込みで○○円!」といった売り文句を耳にすることがありますよね。
エアコンは、それ自体が高価な商品であるため忘れがちですが、実際に使うためには本体代と取り付け費用がかかってきます。
エアコン購入の予算を決めるときには、本体代だけではなく取り付け費用も念頭に置いて考えていきましょう。
設置費用の相場は、1~2万円程度です。
設置費用に関しては、基本的に入居者が払うことになります。
しかし、場合によっては大家さんや管理会社が負担してくれることがありますので、設置の許可を取るときに一緒に聞いてみましょう。
もし払ってもらえたら、ラッキーですね!
4.退去時の修繕費用について確認する

エアコンを取り付ける際に穴を開ける工事をした場合、部屋の状態が入居前と変わってしまうことになるため、退去時に修繕費用を求められるという可能性があります。
賃貸物件を契約すると、入居者には原状回復の義務が発生するためです。
これは、『入居者の故意や過失により部屋が破損してしまった場合、入居者自身で復旧しなければならない』ということです。
そのため、普通に生活をしていてついてしまったへこみや黄ばみなどは、入居者の負担ではなく貸し手が払うのが一般的です。
原状回復の義務はありますが、貸し手に修繕費用を払う必要があるか確認をしてみて、大家さんや管理会社が修繕工事は不要と言ってきたらそのままでOKなので、一度相談してみましょう!
以上、ここまでが賃貸アパートにエアコンを設置するときの注意点4つになります。
ここからは、既にエアコンがついている物件の場合についてお話していきます。
既にエアコンが部屋にあるけれど、何世代も前の型で電気代が高かったり、エアコンから出てくる空気が臭かったりする場合は、新しいものを買って交換したい方は多いと思います。
また、入居時から付いていたエアコンが故障して動かなくなってしまった場合は、修理を必要がありますよね。
そんな時に、注意することを説明していきます!
1.大家さんや管理会社に許可を取る
2.交換・修理費用を誰が負担するのか確認する
エアコンを交換・修理するときに気を付けることは上記2点になりますので、勉強していきましょう!
1.大家さんや管理会社に許可を取る
前項でも話した通り、賃貸物件は大家さんや管理会社から借りているものですので、交換する際には許可を取る必要があります。
なぜなら入居時に設置されているエアコンは、大家さんが負担して取り付けたものなので、所有権は大家さんにあるからです。
それを大家さんの許可なく勝手に交換してしまうのは、いくら新しいものになるといっても、トラブルの元になりかねません。
では、修理する場合はどうなのかというと、許可なく修理しても大掛かりな工事でなければ貸し手には気づかれないかもしれません。
しかし、エアコンが経年劣化によって故障した場合は、大家さんや管理会社が修繕費用を払ってくれる可能性が高いため、必ず相談しましょう。
2.交換・修理費用を誰が負担するのか確認する

大家さんや管理会社からエアコンの交換・修理許可をもらったら、次に誰が交換・修理費用を負担するのか確認しましょう。
自己都合による交換の場合
エアコンを交換したいと考えているときに、古くて電気代が高かったり機能が劣っていたりすることが理由である場合は、入居者がエアコン本体代から交換費用を支払う可能性が高いです。
自己都合による交換の場合は、大家さんや管理会社に修繕の義務が発生しないためです。
交換費用の相場は、1~2万円程度です。
しかし、入居者が自己負担で購入したエアコンは、引っ越しなどにより退去する際に大家さんに買い取ってもらえることがあるので交渉してみましょう。
もちろん、購入したエアコンは入居者の所有物ですので、新居に移設することも可能です。
故障による交換の場合
エアコンの交換を考える理由が、エアコンが故障したことによるものなら、大家さんや管理会社が負担してくれる可能性が高いです。
なぜなら、賃貸借契約書の「設備」の項目に冷暖房設備と記載されていると、大家さんには設備の修繕義務が発生するためです。
しかし、入居者が自分でどのエアコンを買うか決める場合には、大家さんが全額負担してくれるわけではなく、一部入居者がお金を払うことになる可能性があります。
私は、大家さんが決めたエアコンに無償で交換してもらった経験があります!
最新型のノクリアで大喜びしたのを覚えています。笑
修理の場合
先ほど述べたように、エアコンが故障したことが原因であれば、修理費用を大家さんや管理会社が負担してくれる可能性が高いです。
故障による交換の場合と同様に、賃貸借契約書の「設備」の項目に冷暖房設備と記載されていると、大家さんには設備の修繕義務が発生するためです。
こちらは、修理なのでエアコン自体は変わりません。が、大家さん負担で修理という形で新品のエアコンに変えてもらえる可能性もあります。

値段交渉をするときに大事なことは、自分の都合だけでなく貸し手である大家さんのメリットも考えてあげることが大切です。
ただ単に、「これを買いたいのでお金を一部負担してください」と言われてもお金を出してあげようとは思えません。
では、「これを買えば、こういう理由であなたにもこんな良いことがあるので一部負担してください」と言われればどうでしょうか?
先ほどよりもお金を出してあげてもいいかな?という気持ちになるのではないでしょうか。
この方法を使って、故障したエアコンを最新型に交換したい場合には、以下のように相談してみましょう。
「最新型のエアコンを設置したいのですが、引っ越しの際には高機能なエアコンをきれいな状態でこの物件に置いていくので、設置費用を負担してもらえませんか?」あるいは、「引っ越しの際に買い取ってもらえませんか?」
と、聞いてみましょう。
もしかすると、一部負担してもらえるかもしれません。
この方法は、いろいろな場面で使えるのでぜひ覚えておきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。